■主人名義の自宅を主人が亡くなった後どうする?
時々、こんな話を聞くことがあります。
「夫とそんなに歳が離れていないから、私が相続してもしかたがない」
これは母親の言葉です。そして直接⻑男名義にしてしまいます。
大間違いですよ!!
■夫の名義から妻を飛ばして⻑男名義にする事の問題点は?
女性は男性より強い、それは判っています。
だけど、そんなに強い妻でも夫を亡くしたら共通の行動にでます。
それは、【依存症】です。
多くは【お金】と【家】に依存するんです。
⻑男名義でも母親として追い出されるわけではありません。
頭では理解できます。でも、心はどうでしょう?
自分の物ではない家で安心できる方ばかりではないんです。
そして問題はもう一つ!
女性は死なない(笑)ため、最近は息子が母親より先に亡くなる事が珍しくないんです。
そうなったら自宅は【嫁名義】となります。
そんな恐ろしい事、考えたくないですよね。
■どうすればいい?
どうか夫の遺してくれた自宅を妻名義にして下さい。
理屈ではなく、幸せな【おひとり様の老後】を過ごす為に必ず必要な事だからです。
しかし、いつかは子供に渡す時がきます。
是非、夫婦とも元気なうちに【家】【仏壇】【お墓】を守りしてくれる子どもを決めて、お願いしてください。
そして、その子どもに少し多めにお金も遺してあげて下さい。
それが本当の意味の平等になるからです。
そしてその本当の意味の平等を手紙にしたためて下さい。
それが遺言書なのです。