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54回目のブログ 【相続争いの落とし穴の話】

■相続争いってどういった状態?

なんとなく遺産分けで意見が合わないドロドロの状態をイメージしますね

でも、もっと簡単に相続争いになります。一言で言うと

遺産分割協議書が作れない状態!!

これを相続争いと言うんです。

遺産分割協議書とは、相続人全員【通常は配偶者と子ども全員の事】

で遺産の分け方を決めて、全員の考えがまとまったら書面にし、合意の

意思を示すために相続人全員が署名押印を自署し、実印を押印した後、

印鑑証明書を添付して完成です。

これが意外に出来ないんです。悪意が無くても作れない場合は

それは相続争いになるんです。

 

■相続争いをする家族ってどんな家族?

最も相続争いをしている家族は、、、、

【遺産が1500万円以下の家族】なんです。

これって、不動産も含まれるので、亡くなったお父ちゃんが

自宅と500万円位の預金を遺して亡くなった感じです。

驚いたでしょう!1500万円の遺産って

資産家ですか? 違いますよね!

ほとんどの方が遺産争いは資産家の家で起こっていると

思っていますが、現在は逆で財産が少ない方が争ってるんです。

 

■どうして争いになるの?

あくまで一例ですが、多くの争いの原因が実家問題です!

遺産の半分以上を実家の土地家屋が占めている場合に起こります。

一般的にお父ちゃんが亡くなった場合、お母ちゃんはその2分の1の

財産を受け取る事が出来ると言う、⺠法の法定相続分があります。

核家族の場合、実家をお母ちゃんが相続するのが一般的ですが、

実家が遺産の半分以上を占めている場合、実家を全て相続すると

お母ちゃんは遺産のもらい過ぎになり、その為に子ども達と争いになります。

皆さんの家は大丈夫ですか?

 

■どうしたらいい?

核家族の家は特に、遺言書を夫婦で書きましょう!

遺言書を書くことによって、法定相続分の権利が、遺留分の権利に切り替わります。

遺留分は法定相続分の半分なので、お母ちゃんが家を全て相続しても大丈夫なんです。

65才が来たら遺言書の適齢期です。夫婦で書きましょうね♪