■相続争いってどういった状態?
なんとなく遺産分けで意見が合わないドロドロの状態をイメージしますね
でも、もっと簡単に相続争いになります。一言で言うと
遺産分割協議書が作れない状態!!
これを相続争いと言うんです。
遺産分割協議書とは、相続人全員【通常は配偶者と子ども全員の事】
で遺産の分け方を決めて、全員の考えがまとまったら書面にし、合意の
意思を示すために相続人全員が署名押印を自署し、実印を押印した後、
印鑑証明書を添付して完成です。
これが意外に出来ないんです。悪意が無くても作れない場合は
それは相続争いになるんです。
■相続争いをする家族ってどんな家族?
最も相続争いをしている家族は、、、、
【遺産が1500万円以下の家族】なんです。
これって、不動産も含まれるので、亡くなったお父ちゃんが
自宅と500万円位の預金を遺して亡くなった感じです。
驚いたでしょう!1500万円の遺産って
資産家ですか? 違いますよね!
ほとんどの方が遺産争いは資産家の家で起こっていると
思っていますが、現在は逆で財産が少ない方が争ってるんです。
■どうして争いになるの?
あくまで一例ですが、多くの争いの原因が実家問題です!
遺産の半分以上を実家の土地家屋が占めている場合に起こります。
一般的にお父ちゃんが亡くなった場合、お母ちゃんはその2分の1の
財産を受け取る事が出来ると言う、⺠法の法定相続分があります。
核家族の場合、実家をお母ちゃんが相続するのが一般的ですが、
実家が遺産の半分以上を占めている場合、実家を全て相続すると
お母ちゃんは遺産のもらい過ぎになり、その為に子ども達と争いになります。
皆さんの家は大丈夫ですか?
■どうしたらいい?
核家族の家は特に、遺言書を夫婦で書きましょう!
遺言書を書くことによって、法定相続分の権利が、遺留分の権利に切り替わります。
遺留分は法定相続分の半分なので、お母ちゃんが家を全て相続しても大丈夫なんです。
65才が来たら遺言書の適齢期です。夫婦で書きましょうね♪