■親が考えている家督相続の事
昔は家⻑【お父ちゃん】が亡くなったら、家⻑の全財産を⻑男が引き継ぐ【相続する】のが当たり前でした。
その習わしを≪家督相続≫と言います。
昭和20年に戦争に敗れ、日本の法律の変更を余儀なくされ昭和22年に家督相続が廃止されたんです。
アメリカには家督相続の考えは理解できなかったんでしょうね
⻑男に全て相続させる法律に代わって、子どもたちには全て平等にという【法定相続】となったんです。
そこから【相続争い】が増え続ける事になりました(残念)
■⻑男は親の考えを理解しましょう
家督相続が廃止されても、祖父から親への相続はまだ家督相続の考えに沿って相続された方が多く、
お父ちゃんの頭の中には家督相続の考えがしっかりと残っているんです。
でも法律的には⻑男でも末っ子でも割合は一緒!
今の時代が最も親と子どもたちの考えが異なっているんです!!
■両親が元気なうちに⻑男がするべきことは?
まずは親が家督相続の考えを持っている事を理解する事
そして、別居している⻑男として親の財産をどうするかを一緒に考える意思がある事を親に伝えましょう!
一番は親の介護、実家の土地家屋、仏壇やお墓をどうするか?
誰が行うか、守りをするかを一緒に考えましょう♪
⻑男が率先して考えてくれたら、両親はきっと喜んでくれるでしょう。
■別居の⻑男は兄弟が困らない為に注意しましょう!
距離の問題は意外に大きく、介護したくても県外の子どもは難しいものです。
別居の⻑男は、親の介護や実家の守りを親の近くにいる兄弟に任せることもあるでしょう。
その時には大変な事を任せる兄弟の事を考えて、先々の親の遺産分割まで親と一緒に考えてあげましょう。
そして分け方が決まりましたら
是非、両親に遺言書にする事をお願いしてみて下さい。
⻑男からすすめられたら、両親も受け入れてくれるでしょう♪