■贈与とは?
個人から個人に生前に無償であげる行為の事を【贈与】といい、家族、親子に関わらず 誰でも行う事が出来ます。
1年を単位として、もらったものの金額が110万円を超えると贈与税がかかり、翌年の 2/1〜3/15 の間に自己申告と納税が必要になります。
ちなみに、贈与する物はお金でも株でも不動産でも宝石でもなんでも贈与になります。
■贈与で増税?
相続税がかかるお父ちゃんが生前に子供や孫に贈与する事で自分の財産を少なくして 相続税の節税をしようとする方が、全国的に多いようですが、今後止めた方がいいと 知り合いの方にはお伝えしています。
理由は2点
① 今後、贈与による相続税の節税は法案が改正されて出来なくなるから
② 節税のつもりが、増税になっている方がいるから
■具体的に増税って?
基本的な話をすると、元々、贈与税は相続税を逃がさない為に出来た【相続税の補完税】なんです。
分かり易く言うと、贈与によって相続税から逃げる事は出来ないんです。
しかも逆に増税になるケースがあるので必ず止めて欲しいことは
≪孫への贈与は増税になります≫
孫への教育資金贈与をはじめ、銀行の孫への暦年贈与商品はとっても危ないです。
良かれと思って孫にあげたお金が、相続税2割増しで孫にのしかかってきます。
★終活ジュニアお勧めポイント
最近は親から贈与の話をしてきます。
でもできるだけ断ってあげて下さい。
今もらう贈与財産は、先々親の相続の時の前払いなだけなんです。
ジュニアの方の今後の生活で最も大変なのは老後です。
年金だけで生活が出来ない 時代に親の遺産を役立てるようにしましょう。